후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ゆめはよびかわす
夢は呼び交す
蒲原 有明
蒲原 有明의 夢は呼び交す(ゆめはよびかわす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,126자 · 210화면
種子開顕
乗杉がいったように万巻は甚だ誇張であるが、執著の書灰が蝶と化して、その幻想をいよいよ掻きたてて、ちらちらと舞を舞っているのが見えるようである。鶴見は現在自分の内部に沸き立っているこの幻想を、少し離れたところからながめていられるようになっている。それがせめてもの心遣りであろう。
種子開顕
珍らしく景彦が遣って来た。景彦は人には姿を見せたことがない。ただ鶴見にだけはその面影が立って見えるのである。笑いもするし、怒りもするし、また生真面目にもなる。その度ごとに速に変る表情を鶴見は目ざとくたどって、少しく不気味に思うこともある。どうかすると彼は神々にも鬼畜にも、忽ちのうちに変貌する。常に分身であり、伴侶であり、かつまた警告者である。気随気儘なしれもので、いつ遣ってくるとも予想されない。とにかく彼の行動は出没自在である。きょうもどこからともなく、ついと入り来って鶴見と対座した。
鶴見も心得ているので、微笑しながら、「やあ、暫くだったね」といって彼を迎えた。
「暫くでした」といったきり、景彦はあいそもこそもない態度を取っていたが、ふと気附いたという口振で、「いや、あなたも随分不自由な生活をしてお出になる。