후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 349,705자 · 678화면
の生涯を托する安楽な棲処があるものだと思われてならないのらしい。
白川の流れも、白水の瀑も、白川温泉も、それから太古さながらの桃源の理想郷、平家の御所をそのまま移した平安朝の鷹揚な生活が、あの白山の麓のいずれかに現存しているような気がしてならないのです。
ああ白山――とお雪ちゃんは、子供のように、手桶を置いたまま、その白山山脈の姿に見惚れて、動けないのです。
白山の白水谷を渡る時には、籠の渡しというものがある。藤蔓を長くあちらとこちらとにかけ渡し、それに同じく藤蔓を編んだ籠を下げ、人一人ずつを乗せて、この岸よりかの岸に引渡す。岸と岸の間は、鳥も通わぬ断崖絶壁で、その下は、めくるめくばかりの深谷を、白水が泡を噛んでいる。
白山へ行くには、白水を渡らなければならない。白水を渡るには、籠の渡しよりほかは術がない。
昔、悪源太義平に愛せられていた八重菊、八重里の二人の姉妹が、悪源太が捕われてのち、越中へ逃げようとして、その籠の渡しにかかったが、追手が前後から迫ったので、ついに、その籠を我と我が手で切り落して千仞の谷、底知れずの白水の谷に落ちて死んだ――というような伝説。