일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠13

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 349,705자 · 678화면

아오조라 문고

五十六

若い衆の持って来た桐油には杏葉牡丹かなにかがついている。これは本願寺御坊専用の品か知ら……飛騨の国に於ての門徒の勢力がこの桐油だけで、道中の安全を保証する便りは充分あるのだと思わせられる。

かくしてこの夕べを二つの駕籠は、一切の雨ごしらえで、ゆっくりと出立し、途中になって急馬力で走り出しました。

あとに残った、心利いた黒川屋のおかみさんの取りしきりぶりに見ると、久々野からここまで駕籠をつけさせた、例の仏頂寺、丸山が徴発して来たところの四人の者には、充分の鼻薬と口止めが利いているのに相違なく、これから送り行く六人の者は、みな黒川屋譜代恩顧の者共だから、万一の際にも、口の割れる気づかいはないはず。

五十六

委細も聞きもせず、言われもしないのに、のみ込んで背負い切り、こうして駕籠を送り出して後、また帳場に坐ったおかみさんは、何といっても、いやまして行く不審に相当の思いわずらいをしないわけにはゆきません。

ああして、あの人が、ああ折入って頼んだのは、よくよくのことに相違ないが、自分として、ああまで言われてみれば、全く退引はできないではないか。

それは、こうした商売上、お蘭さんの手を通じて、お代官所でもずいぶん好意ある取扱いを受けていたのである。