후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 349,705자 · 678화면
槍を上手に扱って、その少年俳優が鮮かに踊る。
主膳は、うっとりして、眼をすましたその途端に、三味線と、太鼓と、拍子木が入る。踊りも古風でよくわからないが、耳をすましてみると、
槍師槍師は多けれど
名古屋山三は一の槍
というような、古謡がはさまれている。
「殿様、お気に召しましたか」
これはしたり、自分の席の後ろには、お倉婆あが、かいどり姿ですまし返って坐っている。
「うむ」
「お気に召しましたら、お手拍子をあそばしませ」
お倉婆あも、手拍子を打つから、主膳もそれにつれて、
槍師槍師は多けれど
名古屋山三は一の槍
とうたいながら、主膳も思わず手拍子を打つと、美少年は喜んで踊りながら、
トコトンヤレ
トコヤレナ
という。お倉婆あが、
女かと見れば男の万之助
とうたうと、俳優が、
ウントコトッチャア
ヤットコナア
と合わせて槍を振る。
槍の権三は美い男
どうでも権三は美い男
お倉婆あが年に似合わない美声をあげる。
しんしんとろりと美い男
踊り子は踊りながら手招きをする。
九十二
それから主膳は、夢だか、うつつだか見当のわからない境へ誘い込まれて、そこらで再度の眠り慾が勃発して、いい心持で、むやみに眠ってしまいました。