일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠13

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 349,705자 · 678화면

아오조라 문고

こうして、お銀様の頭が故郷の山川に向った折柄、不意に、天来の響がその頭上に下るの思いをしました。

「お嬢様、お嬢様」

朗かな声で二声まで続いて聞えたのは、わが名を呼ぶもの。

それは、海のあなたの伊勢の山河から来る声でもなく、後ろから我を追手の呼びかける声でもない、そうかといって西の出崎の松、東、呼続、星崎の海から来る声であろうはずもありません。

その声はまさに、うららかとも言ってよい、わが頭の青天の上から、妙楽の如く落ちて来たものであることは、お銀様自身がよく心得ていました。ですから、

「なあに」

と、天を仰いでそれを受けとめなければならないほどの現実性をもって、鼓膜にこたえたものです。

「お嬢様、いったいあなたはどちらへいらっしゃる目的なんでございますか」

その声がまた言いました。

「わたしは知らない」

お銀様は、またしても、ついついこうあしらわねばならなくされました。

「おわかりでございますか、わたしは弁信でございますよ、わたくしの声はよくお分りになりましょうと存じますが、今、わたくしがどこにいるかということは、到底、あなたにもおわかりになりますまい」