후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 349,705자 · 678화면
「誰だと思う、つがもねえ、江戸の下谷の長者町へ行けば、泣く子もだまる十八文の道庵を見損って怪我あするな、当時、人を斬ることに於ては武蔵の国に近藤勇、薩州では中村半次郎、肥後の熊本には川上彦斎、まった四国の土佐に於ては岡田以蔵、ここらあたりが名代の者だが、この道庵に比べりゃあ赤児も同然、甘えものだ、これ見ろ、この匙加減をよく見てから物を申せ、すべて今日まで道庵の匙にかかって、生命の助かった奴があったらお目にかかる……」
こう言って、右の匙附きの青竹を無二無三におっぷり廻したのには、三ぴんも、折助も、らっきょうの味噌漬も、ケシ飛んでしまいました。
さいぜんからのいきさつを、じっと辛抱して見ていた米友。喧嘩だか、敵討だか、おででこ芝居だか、お茶番だか、呆れ返りながら、それでも道庵の言いつけ通り手出しを慎しんでいたが、急に舞台が展開して、思い設けぬ道庵先生の武勇のほどを見ると、そっくり返らないわけにはゆきません。
最初出発の時、あの青竹へ商売物の匙をくっつけたのは、何のおまじないかと思案に余り、それをまた、ワザワザ道中かつぎ廻ってここまで来たのは全く判じきれない所業と思っていたのに、今になってはじめてそれと分った。