일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠13

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 349,705자 · 678화면

아오조라 문고

であるが故に、感化せられていたようなものでしたけれども、ここに至って、駒井その人の遠大なる理想と、豊富なる学識というものに接してみると、また異った尊敬をこの人の上に置かねばならないし、同時に自分というものの世界もまた、曾てなかった眼界を開かれて行くということを感ぜずにはおられません。

船長室には種々の掛図や機具があるほかに、最も大きなる世界の地図が掲げてあります。

話題のついでにはいつもこの世界地図が有力なくさびを成さないということはありません。

今も駒井はこの地図に就いて、お松に向ってこんなことを話しているのです、

「年々人は殖えてゆきます、陸地は少しも殖えません、今はまだ世界に空地がいくらもありますけれど、人間の殖える勢いはすばらしいものだから、いつか土地の争いが起るにきまっている、国と国との争いというものも、つまりはそこから起るのです。我々はどうかして戦争のない国へ行きたい、いや、どうかして戦争のない国を作りたいものです」

「本当でございます、相助けて行かなければならないはずの人間が、殺し合うなんてどう考えてもいいことではありません」

「いい事ではないが、弱くしていると国をとられてしまうから、勢い強くならなければならん、それがために、国はいつも戦争の準備をしていなければならないのです。