일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠7

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠7(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 242,044자 · 477화면

아오조라 문고

これは一学の身びいきのみではありますまい。当時、駒井能登守を一流の新知識と知るほどのもので、この人物経済上の愚劣さかげんを笑わないものはなかったはずです。

しかし、これは笑うものがむしろ浅見で、当時の幕府の要路というものが、おのずから、そういうふうに出来ていたので、人物に異彩があればあるほど、また人物が大きければ大きいほど、グレシャムの法則がおこなわれていたのです。

試みに徳川の初世の歴史を見てごらんなさい。徳川家康が不世出の英雄とはいいながら、豊臣以来の御し難き人物を縦横自在に処理し、内外の英物を適材適処に押据え、雲の如き群雄をことごとく一手に収攬した政治的大手腕というものは、驚くに足るべきもので――もとよりこの人は、日本のみではない、世界史上の第一流の政治家ではあるが――さりとはその末勢の哀れさ。今日の内外多事に当って、どこに人物がいる。辛うじて勝安房守ひとりの名前が幕末史のページに光っているだけではないか。

その勝安房守をも、彼等のある者は極力光らせまいとして努力した。

勝は島田虎之助門下で剣術を修行した男である。剣術は出来るだろうが、畢竟ずるに剣術使いで、天下の枢機を託すべき男ではない――また勝は一代の学者であるという評判に対して、なアにあれは正式の学問をした男ではない、いわば草双紙の通人だと。