일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠7

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠7(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 242,044자 · 477화면

아오조라 문고

彼等の考えでは、勝安房ひとりに幕末史を飾らせることは、彼等自身の立場の上から、たまらなかったものらしい。さりとて全部を誣うるのは、全部を讃めるのと同じように拙策である。そこで勝の持っていた一部分の技能、つまり剣術だけをウンと讃めて、他の技能をそれで隠そうとした。あわれ、日本の歴史に二度と応仁の乱を持ち来たさないように働いた知恵者を、かれらはどうかして剣術使いだけの範囲にまつり込もうとした。

そういった意味の時代のばかばかしさを、一学は久しぶりで逢った主人に向って訴え、且つそれが幾分か不遇の主人をなぐさめる所以になるだろうと思っていたところが、案外のことに、主人はほとんどそれには取合わないほどの淡泊で、これも案外に思いました。

しかし、この辺のことを問題としていないわが主人は、別に独特の世界を見つめている、と一学は確認することができたので、その一夜の物語で何か自分に、非常に力強いものを与えられたような気がしました。

翌日の朝まだき、駒井甚三郎は、この家を辞して行きました。書物は取りによこすからそろえておいてくれるように、自分の居所はまだ明かせないが、そのうちくわしく知らせるからといって……