일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠7

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠7(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 242,044자 · 477화면

아오조라 문고

神尾とても、酒乱の兆さざるかぎり、お吉に向って、そう乱暴を働くということもなく、またこの男は、やくざ者だけに、ドコか肌合いにやさし味もあると見えて、そう没義道に人を使うということもないと見える。

神尾は引籠って、人に姿を見せないし、お吉は別荘の留守番といったような格で、かいがいしく働いているから、庭や垣根の手入れに来た職人達も、別に怪しむほどのことにも至らず、そうして無事に、十日余りを経過しました。

ところが、その翌日、かいがいしく働いているお吉を、いとど怪しく思わせたのは、その日に、荷車や釣台がかなり賑わしくこの屋敷へ着いて、一応の案内を申し入れると共に、無雑作にその荷物を運び入れてしまったことです。

一時は、お吉も人ちがいかと思いましたが、主人の神尾も充分に諒解があるらしく、お吉にもいいつけて、その荷物を一間へ運ばせてしまいました。

荷物を運びながら、お吉がおだやかでないと思ったのは、それがことごとく、箪笥、長持、鏡台、お嫁入りの調度といったような品――はて、誰が来るのだろう。お吉は脅されたように胸が騒ぎました。

ここへ頼まれてくるまでの話には、神尾の殿様の周囲には、全く女気というものがなく、また自分もうちあけて頼もうとするほどの女がないのだから、ぜひにといわれて、お吉は、それを光栄とも、誇りとも