후리가나로 읽는 일본 고전
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てんのう
天皇
蜷川 新
蜷川 新의 天皇(てんのう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,036자 · 269화면
幕府の開設した「講武所」には、庶民のなかから、多くの兵士が集められた。文身の勇み肌の青壮年が、すすんで護国の軍兵となったのである。農民も、そのなかにいた。勘定奉行(今の大蔵大臣)の小栗上野介が、旗本から租税を取りたてて、その資金をもって、庶民のなかから多くの軍兵を募ったものである。この軍兵は、フランス人士官によって訓練され、「文明式の軍隊」をつくった。その数は、三千人におよんだのである。
一八六八年(明治元年)のはじめに、西郷のひきいた、いわゆる官軍が、江戸の占領をおこなうに先だって、日本橋魚河岸の若い衆たちは、旗本、朝比奈甲斐守の屋敷に、その総代人をおくり、「魚河岸だけは、私どもが守ります、御免じ願います。」と申し出たと伝えられている。今日いうところのレジスタンスである。(朝比奈甲斐守の直話)
水戸に、「攘夷の勅書返還の事件」がおこったときに、農民のなかにも、その返還に反対するものが出てきた。百姓恒蔵は、野口村の一農民であったが、藩士にたのまれて、一つの密書を、江戸の水戸邸へとどけるという大切な使命をひき受けた。そうして、一人ひそかに出発して江戸にむかったが、途中で幕府の役人に捕えられた。