후리가나로 읽는 일본 고전
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 妖怪博士/青銅の魔人(ようかいはかせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 212,920자 · 421화면
チンピラ隊の連中です。
二十面相は、その屋上の出っぱりのはじに、ひもばしごの金具をとりつけ、長いひもをパッと下へなげました。のぞいて見ると、ひもの長さは建物の三分の二ほどしかありません。このひもをつたいおりても、地面にはとどかず、中途にぶらさがっているほかはないのです。二十面相は、それを知りながら、ひもをつたって、おりはじめました。いったい、どうするつもりなのでしょう。
建物は表は道路に面し、裏は隅田川にのぞんでいるのですが、今、二十面相のぶらさがっているのは、その横のがわです。そのがわには、ほとんど窓がなく、中途でひもを切られる心配がありません。
地上の人々は、二十面相の空中曲芸に気づいたようです。足の下から、ワーッという声が、わきあがって来ました。その人々の姿が、おもちゃのように小さく見えるほど、高いのです。ひと足ひと足、注意ぶかく、むすび玉に指をかけて、おりて行くのですが、空ふく風にひもがゆれて、ともすれば、スルスルと、すべりおちそうになります。もし手をはなしたら、弾丸のように地上に墜落して、からだはめちゃめちゃになってしまうでしょう。身の毛もよだつ、いのちがけの曲芸です。