일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

つまのざ

妻の座

壺井 栄

壺井 栄의 妻の座(つまのざ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 82,695자 · 165화면

아오조라 문고

」

ミネは驚いた。妹ながら呆れた。自分をいじめているとしか思えぬ。こんなことで自分のうけた打げきは棒引にはならぬといっているようでもある。

「だって、ミシンがあれば、その日からでも働けるでしょう。」

「なくたってやってゆけるわ。」

「あったら困るの。」

ミネがにやにやすると、閑子はますますむつかしい顔をし、

「困らないけど、人のもの借りるのがいやなのよ。」

「あげるっていわなくちゃならんの。」

さすがにミネは腹立たしくいった。ミシンは太平洋戦争の起る直前、アメリカにいる悠吉の兄からおくってくれたもので、七つ抽出の優秀品だった。くれてやるとはいえない義理があったのだ。しかし、もって帰ってつかっていれば、まさか返せとはいわぬことは考えられぬだろうか。ミネにすれば、せめてものそれが、彼女のために物質的につくしてやれる最大のものと思っていた。ミネの家の中の凡ての物の中でミシンはその最高の部類のものである。野村になら叩きつけられもしよう言葉を、ミネに向って閑子は投げつけているのだ。離婚と決って、野村から貞子を通して何か要求はないかと聞かれたとき、閑子は、百万円もらっても償われるものではないといって、はねつけた。