후리가나로 읽는 일본 고전
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つまのざ
妻の座
壺井 栄
壺井 栄의 妻の座(つまのざ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 82,695자 · 165화면
産み月の近くなったころ、特別製の大きなオーバーをきて、そっくりかえるような堂々さで歩いていた姿は実に立派だった。男の子の洋服の袖や胸のあたりにさまざまな釦が、勲章のように幾つもくっついていたのをミネは思い出した。釦の場所でないのに子供がつけてくれというとその通りにしてやり、その姿で彼女は歩き回っていたのだ。いつも子供をつれて歩かねばならない母親は、おもちゃの代りのようなつもりで、釦をつけてやったのだろうか。若かった女画家の小川レイ子の昔のままのかざらぬ表情の中には、今たくさんのしわが刻みこまれている。
「ね、あの坊や、大きくなったでしょうね。」
ミネが聞くと、レイ子はいかにもそれが自慢らしく相好をくずして、
「大きくなんて通りこしちゃってね、こんなですよ。」
と、顔を横にしゃくるようにして見上げる格好をした。そしてもう来年は大学だというのだった。いいながら彼女はしきりにあたりをきょろきょろと見回した。画かきの同志の姿を求めているのだろうが、見当らなかった。そのうちに時間がきたので、ミネたちのグループはいよいよ出発することになった。
「ここへ、いれてねえ。