일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

つまのざ

妻の座

壺井 栄

壺井 栄의 妻の座(つまのざ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 82,695자 · 165화면

아오조라 문고

以前結婚生活の経験を持っている彼女は、破婚の苦々しさも知っているわけ。仕事をもつ女の、妻としての複雑な思いから解放されて、永い間独り暮しをしていた彼女が、今また新しい結婚をしようとしているのだ。原子爆弾をうけて、一瞬に消えてゆく人間の命を目のあたりにみてきた彼女の人生観が、ここまできたのだろうかと、ミネはある好意で彼女をみたのであった。

「結婚なんぞもうこりこりの筈なんですがね、やっぱり女はそんなわけにもゆかんのじゃね。でも共産党の人なら普通の男のように分らんことはいいなさるまいって、母もそういうんですよ。どうでしょう。」

淡々と、田舎なまりをまぜてひとごとのようにいうのだが、頬紅をこくぬったひろ子の化粧からさえ、彼女の心がもう決っているのをミネはさとった。結婚が一種の流行のようになっている中で、野村と閑子の結婚は新聞消息にも出されていた。そんなことからもひろ子は、らくな気持でミネを訪ねてきたのだろう。年も閑子と同じだった。しかし、閑子の方は今それどころではない。結婚してまる二か月の今、野村はもう大きな荷物として閑子をもて扱っている。しかも、互いにそれをまだ表面の問題とするところまできていないだけにミネの気持はもたもたしていた。