일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごしたん

安吾史譚

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾史譚(あんごしたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,437자 · 27화면

아오조라 문고

こうして女帝や道鏡の心を誘っておいて、次に和気清麻呂と法均の姉弟を宇佐八幡へ伺いにたてて日本は昔から君神の位が定まっている。道鏡のような無道な者は亡すべし、という予定の神託を復奏した。

実に精妙な、手のこんだ筋書であったにも拘らず、童貞童心の女帝の叡智の閃きは正しい実相を感じ当て、この陰謀はまったく成功しなかった。

女帝は法均と清麻呂姉弟を妄語の罪によって神流しにされた。正史はその詔を記載しているが、実に痛烈無類、骨をさすようだ。

「臣下は天皇に仕えるに清らかな心でなければならないのに、清麻呂と法均は偽りの神託を復奏した。そのときの顔の色と表情と発す音声とを見聞すれば、一目で偽りは明かだ。(中略)清麻呂らと事を謀っている同類の存在も分っているが、天皇のマツリゴトは慈をもって行うべきものだから、愍れみを加えて差許してやる」

こういう意味の、実に鋭い語気を張りみなぎらせて、正義を愛する一個の人間の魂が、感情が、全的に躍動している明快きわまる断罪のミコトノリを発した。実に、一個の正しい人間の魂の全的な躍動が全文章を貫いている。実に人間の至高な魂そのものであり、感情であって、まったく神のものではない。