후리가나로 읽는 일본 고전
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いえのはなし
家の話
柳田 国男
柳田 国男의 家の話(いえのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,799자 · 23화면
四民
四民
士農工商という語を日本で用い初めたのはいつ頃のことであろうか。天保八年にできた『燕居雑話』という書物には、「世俗よく士農工商ということをいえども何に出でたることを知らず云々」の話が載っている。この説によると、支那ではごく古く『淮南子』の斉俗訓にも『漢書』の食貨志にも、いわゆる四民の別が説いてあって、その範囲がほぼ吾々の士農工商と同じであるというが、これをわが国に移したのはおそらくは近世の漢学者の所業で、日本の社会組織について、深い研究を尽した上の分類でないように思われる。
しかるにこの名目は新時代になっても、少なくも吾々の少年の頃までは、いたって盛んに公私の間に用いられたものである。たとえば明治の初年の布告には「四民平等」などという語もあったかと記憶する。あたかも本来四民が平等でなかったかのごとく看做しているのである。西洋人の日本記事の中などにも、これを興味あることとして語り伝えているために、あるいは日本には古くから天竺などのように、四種の階級が截然としておったかのごとく、吾も人も信ずるようになった。しかしこれはだいたいにおいて間違いである。