후리가나로 읽는 일본 고전
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いえのはなし
家の話
柳田 国男
柳田 国男의 家の話(いえのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,799자 · 23화면
兵農分離の由来
これらは国持大名の転封のなかった場合であるが、中以下の諸侯の江戸三百年間に、何回となく引き越しをした家においては、藩士自らがすでに家の根元を忘却したものも少なくないことであろう。もし注意して転封の経過を調べてみたらば、以前どこかの旧領内の地名であることを、発見するものが必ず多いであろうと思う。
近世の歴史家は、兵農一致の思想の壊れた原因を、主として武士の給与方法の変更に置こうとしているようであるがこれは正しくない。なるほど知行の制度が扶持の制度に改まり、あるいは名は知行と称しながらその実管理権を政府に取って廩米をもって相当額を給するようになっては、武士と土地との因縁は一段と疎遠になるが、しかしそれよりも以前に、事実上の名字の地におらぬようになっては、自身農業を営み得る道理がない。だからむしろ武士の家と旧所領地との分離をもって、兵農一致の終りと見なければならぬ。
兵農分離の由来
そうしてこの分離がまた徳川幕府の大方針であったのである。先祖代々養い来たった分家の百姓及び下作人は、事あれば主人の馬前に立ち塞って身命を擲って戦い、平時には主人保護の下にわずかの田畑を作って、五穀成就を楽しんで、徹頭徹尾利害を共同にしていたから、たとい微々たる小名であっても、成り上りの新領主にとりてはまことに厄介な人民である。