후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
でも永い月日のうちには師匠の機嫌も直るだろう、いまいたずらにここでこんなことを繰り返しているとそこは凡夫、日一日と例の心の澱というやつが大きく色濃く拡がっていってしまうばかりだった。
「当分行きさえしなかったら……そうして自分は自分の道さえ脇目も振らず励んでいたら……」
ほんとうにそんな師匠のことなんか考えているよりも、いま圓朝の目の前には進まねばならない「道」が菫たんぽぽ咲きみだれて、春を長閑とあけそめていた。ひたすらそこを進めばよかった。それからというもの、ことさらに圓朝は師匠夫婦の上を思い煩うことを止めてしまった。
そういううちもしじゅう文楽師匠は中入り前のいいところへつかっていてくれたし、中流の寄席ではあるが一枚看板で真を打たせてくれるところも二た月にいっぺん、三月にいっぺんは、でてきた。そのたんび今度は親父の圓太郎にすけてもらった。日常生活こそからもう意気地なくなってしまっていたが、さすがに好きでなった稼業の、高座へ上がるとどうしてまだなかなかに達者なものだった。一段と渋くなった声音が、大津絵やとっちりとんや甚句に昔ながらの定連を喜ばした、しかもそうした定連たちは枯淡な圓太郎の音曲を懐しむとともに、その忰である圓朝の花やかな道具噺の、新しい贔屓ともなった。