일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ばくまついしんかいこだん

幕末維新懐古談

高村 光雲

高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,432자 · 18화면

아오조라 문고

神田お玉ヶ他に徳川様のお大工棟梁をしていた柏木稲葉という人の養子になって柏木貨一郎と名乗っておった。二十四、五の立派な人品のよい、すこぶる美男子で、少し小柄ではあるが大家の若旦那といって恥ずかしからぬ人でした。この人もまた美術愛好家であって、夏雄さんの彫り物では鏡蓋、前金具、煙管など沢山に所持しており、また古いものにも精通しておられ、柏木貨一郎というとその頃の数寄者仲間には知られた人で、同氏が所持していたものといえば、それを譲り受けるにも人が安心した位、信用のあった人でありました。

この柏木氏は今申す通り、大工棟梁の家筋で素の町人ではない。屋敷も門構えで武家住居のような立派な構え、したがって資産もあり、男振りは美男子というのであるから、私の師匠はこの人に目を附けたのでした。この師匠の見立てが、甚だ適当で、一方お旗下のお嬢様であるお綾さんにはいかにも似合いの縁辺というべきであった。それにお綾さんはまたなかなかの美人であり、武家の家庭のことで教育は充分、生まれつき怜悧で、母人はまたよろしい方、今は瓦解をして士族になって、多少は昔の威光が薄くなっているけれども、まだまだ品格は昔のままである。