후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ようねんじだい
幼年時代・晩夏
堀 辰雄
堀 辰雄의 幼年時代・晩夏(ようねんじだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,965자 · 169화면
が、それは二こえ三こえ啼いたきりで、それきり啼き止んでしまった。
気がつくと、私の傍で妻もその小鳥の啼くのを一しょに聴いていたと見え、それがそのまま啼き止んでしまうと、私の方へ顔を上げながら、
「ああ、もう啼かなくなった」と何気なさそうにいった。なんでもないことだのに、私はそれに気がつくと何かしらはっとした。
深沢さんは、又ひとりでスケッチブックをとり出して、縁先に腰かけたまま、その花さいた朴の木を見上げ見上げ写生していた。
二
午後から、深沢さんが一人で雑木林に写生に行っている間、私は妻と一緒に宿の主の不二男さんの案内で、今年借りることにした近所の林の中にある家を見に出掛けた。
その小さな家は昔から私も知っていた。夏になると入口の棚に赤だの白だのの豆の花が咲いて、その下を潜りながら、毎年違った人達――或年には外人の一家もいたことがある――が出たり入ったりしているのがちょっと好もしい眺めだった。それは外にも大きな別荘を持っていた日向さんという未亡人の持物で、冬の間別荘番に住まわせるために建ててあったのだが、夏場だけ人に借していたのである。