후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆうれいをみるひとをみる
幽霊を見る人を見る
長谷川 伸
長谷川 伸의 幽霊を見る人を見る(ゆうれいをみるひとをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,924자 · 6화면
三
唇の色は黒ッぽくなっていた。
「ひどく酔いました、こんなに酔いが廻るなんて。げえい」
彼は、流行唄を口にした。そぐわない声で、ぎごちない節廻しで――彼は何のためにか嘘を私に演じて見せているらしかった。
三
Tに就いて、その後は交渉をもたなかった。行き摺りの人でしかない。あの晩のことも酔ったからのことだと解していたのだ。
知名以上な俳優と或る座談会で落合った、何かと話が入り乱れて交わされているときに、何の必要であったか、Tの名がその有名な俳優の口にのぼった。
(そうだっけ、Tはこの人の門下だと自分でいっていたことがあった)
と思い出したのでその少し後に、京の秋の夜に演じたTの酔態を語った。Tの師は軽く驚いて聞いていたが、話好きな人だけに滑かにやがてこう語り出した。
「そんなことがあったのですか、私は初耳です――ですが、それを伺って私は説き明しが出来るんですよ。お話しましょう。それはね、あなたが木の下に坐っているTをご覧になったときに当のTは、女を疏水の白い泡の中か何かに見出していたんです、屹と」
「え!」
「こうなんです。あの男は俳優でしてね。あなたが京都でお逢いのときは? ああそうですか、ではいよいよそうです」