일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ゆうれいをみるひとをみる

幽霊を見る人を見る

長谷川 伸

長谷川 伸의 幽霊を見る人を見る(ゆうれいをみるひとをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,924자 · 6화면

아오조라 문고

一

一

京都の新京極は食べ物屋の飾りつけよりも、小間物や洋品を商う店の京都色の方が強くくる。

その新京極のチャチな家で夜更けてから飯を食べた――といっても連れは酒飲みだから飲まずにはいなかった。外へ出ると星の光が冴えていた。あしたの朝は屹と霜が深かろう。

「そ、そんな物が現代にあるもんですか、あなたは見掛けによらない非科学的な方だ」

と、Tが神経質な顔に似合わず断乎とした調子で否定した。さっきからの話しつづきは人の魂のことだった、手軽くいえば幽霊はありや無しや、それだった。Tは絶対否定だ。私は絶対否定をしたいのだが不幸にして霊(?)の働きかと疑える事実に幾つかぶつかっているので、否定する勇気がない。

四条大橋を渡るとき、顔にぶつかった蚊もどきと呼ぶ螫さぬ蚊(?)が、いかにも力なくなっているのを掌の上にのせて見た。京阪電車の駅に出入りする人の姿が肌寒そうに見える頃だからその筈だった。見慣れたネオンサインに背中を向けて南座に沿って曲ると、女の妓夫が立っている遊女屋が並んでいた。

「現代人がそんなことをいうってことありますか、幽霊なんてあるもんか。ねえそうでしょう?」