후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ゆうれいをみるひとをみる
幽霊を見る人を見る
長谷川 伸
長谷川 伸의 幽霊を見る人を見る(ゆうれいをみるひとをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,924자 · 6화면
話はこうだった。
Tは大阪の道頓堀のN座に出勤していた、もとより目立つ役を振られる身分ではなかったが、俳優であるが故に――多分そうだったろうと思うのだが、カフエーの女給をいつの間にか手に入れて喜んでいた。女給は広島市から十里ばかりの貧乏寺の僧侶の一人娘で、年は十七だった。美貌ではあったが無智だったという。
大阪から京都それから神戸、Tの出ている一座はその三カ所をぐるぐる興行して歩いた、Tと女給とは共稼ぎの愛の巣と称して南の河原町辺に二階借りをしていた。そのうちに女が妊娠して女給に出られなくなった。そこへもってきてTの一座は突然解散になった。それでも初めのうちは売り食いで繋いでいたが、どうにもならなくなったので、Tは厭がる女に因果を含めて故郷へ帰してやった。女が汽車に乗るのを見送った足でTは放浪を――というのが正しいかしら、行方を晦してしまった。
Tの師は未知の僧侶から来た長い手紙を披いてみて初めてこんな事情を知ったのだそうだ。
女は故郷へ帰ったが、父の寺は極端に貧乏だった、食うことすら覚束ないので、男の処へ何十通かの手紙を出して救いを求めた。しかし、その返事は一通もこなかったと書いてあった。