일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にじ

彩虹

山本 周五郎

山本 周五郎의 彩虹(にじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,898자 · 28화면

아오조라 문고

これで要談は済んだと云って、宗之助はさっさと立って帰っていった。……伊兵衛はそのあとで香をたき、もう、さかりを過ぎた庭の梅を見ながら、登城の刻の来るまでじっと考えこんでいた。昨夜の宴の酒から始まって、なにか決定的なものが動きだしている、それは単に「伊兵衛を凌ごう」とする程度のものではない、昨夜に続いて各奉行所の記簿検察、さえに対する求婚、こうして矢継ぎ早に、先手先手とのしかかってくる宗之助の態度には、たしかになにかを決定的にしようとする意志がある。

――宗之助と自分との、かつて最も親しかった関係が、今や新しい方向へ転換しようとしている、この転換がどんな意味をもつかまだわからない、しかし見はぐらない要心は欠かせないぞ。

伊兵衛は肚をきめるという感じでそう思い、やがて登城するために立った。……彼は肚をきめたのである、その日すぐ年寄役四人を集めて相談し、現国老である大槻又左衛門の加判を得て、各奉行所へ「記簿検閲」の旨を通告した。下城するとき脇田家へ寄ってその由を伝えると、宗之助は、

「では明日、金穀方から始めよう」

と云い、帰ろうとする伊兵衛の背中へ、