일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にじ

彩虹

山本 周五郎

山本 周五郎의 彩虹(にじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,898자 · 28화면

아오조라 문고

一

一

「……ひと夜も逢わぬものならば、二た重の帯をなぜ解いた、それがゆかりの竜田山、顔の紅葉で知れたとや……」

さびのあるというのだろう、しめやかにおちついた佳い声である。窓框に腰を掛けて、柱に頭をもたせて、うっとりと夜空を眺めていた伊兵衛は、思わず、

「たいそうなものだな」

と呟やいた。彼の足許へ身を寄せるようにして、色紙で貼交ぜの手筐のような物を作っていたさえは、

「なにがでございます」

と眼をあげた。そういう表情をするとふしぎにしおのある美しい眼だ。

「あの唄さ、たいそうな声じゃないか」

「ほんとうに佳いお声でございますわ、脇田さまでございますか」

「そうだろう」

伊兵衛はしずかにうなずいた。

「小さいじぶんから、なにをやっても人の上に出る男だったが、あんな俗曲にもそれが出るんだな、さすがの蜂谷が音をひそめているじゃないか」

「お顔が見えるようでございますね」

さえはそう云ってくくと笑った。

「……それにしても今夜は皆さまずいぶん温和しくていらっしゃいますのね、蜂谷さまだけでなく村野さまも石岡さまもまるでしんとしていらっしゃるではございませんか」

「脇田の帰国を祝う催しだから遠慮しているのだろう」