후리가나로 읽는 일본 고전
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おはぎとななくさがゆ
御萩と七種粥
河上 肇
河上 肇의 御萩と七種粥(おはぎとななくさがゆ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,614자 · 23화면
どうかなと案じながらも、祖母が私を残して帰った時、晩には藷を煮て食べさせて上げると云って、叔母は屋敷つづきの畑へ私を連れ出し、薩摩藷を掘って見せた。蔓につれて黒い土の中から赤い藷がボコリボコリと出て来るのを見たのは、恐らくそれが生れて初めてであったろう、それがひどく私の好奇心をそそったために今でもそこの黒い土の色、そこから出て来た赤い藷の色の印象が、まだ眼に見えるように残っている。私はそんなことで昼間は上機嫌で過したが、やはり日が暮れて来ると、無暗にうちへ帰りたくなった。元来我儘な子だったので、そう云い出したら無事に寝る見込もなく、とうとう夜になって、叔母は私を私のうちまで送り届けた。
こうした事のあったのは、私のいくつの頃であったろう。泊るなど云ったところから見ると、多分小学校へまだ入学して居なかった頃の事だろうと思われる。ところで私が小学校へ入学したのは、調べて見ると、明治十七年三月、私が満四年五ヶ月になった時だが、これより先き、明治十四年十一月一日に、叔母は玉井家から離縁になって戻り、間もなく十一月二十一日にはまた元の藤村家へ再縁している。