후리가나로 읽는 일본 고전
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おうまじるしはいしゃく
御馬印拝借
山本 周五郎
山本 周五郎의 御馬印拝借(おうまじるしはいしゃく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,483자 · 43화면
すぐ山を下りろ、この書状をいかなることがあっても御しゅくんへ御手わたし申すのだ」「……拙者がまいるのですか」虎之助は蒼くなり、しずかに頭を振った、「失礼ですがほかの者にお命じ下さい、拙者はここにとどまります、このときに当って戦場を去ることはできません」「旗がしらの命令だ違背はゆるさん」「……鏡の返礼ですか」虎之助は唇をひき歪めた、「われわれ先手組はこの砦を守って決戦する、全員のこらず討死だとあなたは仰しゃった、その決戦の時を眼前にして拙者を除こうとなさる、牡丹の鏡がそれほど……」声をふるわせてそこまで云いかけたが、源七郎は大股に一歩すすみ出ると、手をあげて虎之助の高頬をはげしく打った、二つ、三つ、そしてよろめく相手の上へのしかかるように「黙れ」と叫んだ、「……ここは戦場だ、われわれは武士だ、女のことなどでうろたえるような未練者はひとりもおらぬ、死ぬも奉公、生きるも奉公、いずれに優り劣りがあるか、旗がしらとしてそのほうならではと思うから命ずる、……河津虎之助、掛川城の御しゅくんまで使者を申し付けるぞ、出発は日没と同時だ、わかったか」きめつける