후리가나로 읽는 일본 고전
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 怪人二十面相/少年探偵団(かいじんにじゅうめんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 212,130자 · 422화면
今しも建物の正面入り口から、二十面相のなわじりをとった係長があらわれたのを見ますと、先をあらそって、そのそばへかけよりました。
「諸君、喜んでくれたまえ。明智君の尽力で、とうとうこいつをつかまえたぞ。これが二十面相の首領だ。」
係長がほこらしげに報告しますと、警官たちのあいだに、ドッと、ときの声があがりました。
二十面相はみじめでした。さすがの怪盗もいよいよ運のつきと観念したのか、いつものずうずうしい笑顔を見せる力もなく、さも神妙にうなだれたまま、顔をあげる元気さえありません。
それから、一同、賊をまんなかに行列をつくって、表門を出ました。門の外は公園の森のような木立ちです。その木立ちの向こうに、二台の警察自動車が見えます。
「おい、だれかあの車を一台、ここへ呼んでくれたまえ。」
係長の命令に、ひとりの警官が、警棒をにぎってかけだしました。一同の視線がそのあとを追って、はるかの自動車にそそがれます。
警官たちは賊の神妙なようすに安心しきっていたのです。中村係長も、つい自動車のほうへ気をとられていました。
いっせつな、ふしぎに人々の目が賊をはなれたのです。