일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こいのでんしちろう

恋の伝七郎

山本 周五郎

山本 周五郎의 恋の伝七郎(こいのでんしちろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 29,650자 · 60화면

아오조라 문고

とき、家士の来田庄兵衛が入って来た。彼はもう五十四五になり、温厚な性質で伝七郎にとっては唯一人の味方であった。

「さあ私が代りましょう、ご苦労でござりました」そう云って彼はそこへ坐った。「なにか用事があるのじゃありませんか」「いや、御用はもう済ませてまいりました、お兄上方もみなさん御登城でござります、さあもうようございます」「じゃあ頼みます」伝七郎はほっとしながら立上った、「二千枚といってましたからね、晩までにやって置いて下さい」そして逃げるように用部屋から出ようとしたが、ふと戻って来て、「来田さん少しありませんか」と小さな声で云った、顔の赤くなるのが自分ではっきりわかった。庄兵衛は黙って頷ずき紙入れから幾干かを取出し、懐紙に包んで差出した、すべて無言だし、こちらへ眼も向けない、「済みません」伝七郎は手早く袂へ押込むと、こんどは逃げるように廊下へ出ていった。

伝七郎はまっすぐに鍛冶屋町へいった。酔った翌日はまた呑みたいものだ、それにゆうべは忠太郎の奢りだから、たまには奢り返して義理も果したいと思った。なにしろ父がくれる小遣といったら