후리가나로 읽는 일본 고전
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あくまのもんしょう
悪魔の紋章
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 悪魔の紋章(あくまのもんしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 151,280자 · 301화면
二人は這うようにして、その生々しい生人形の側へ近づいて行った。
「どうもそうらしいね」
「エエ、この顔は妙子さんにそっくりです」
小池助手の鼻の先に、ふっくらとした美女の肩がもり上っていた。彼はオズオズとその青ざめた肌に指を当てて見た。
冷い。氷のような冷さが、指の先から心臓まで伝わって来るように感じられた。それを我慢しながら、グッと押して見ると、美女の肩が、靨のように凹んで行った。柔かいのだ。ゴムのように柔かいのだ。
博士は、ハンカチを取り出して、ベットリと美女の胸を染めた黒いものに押し当て、それを目の前に持って来て眺めたり、匂を嗅いだりしていた。ハンカチには黒い液体が滲んでいる。
「君、懐中電燈をつけてごらん」
小池助手はポケットから、小型の懐中電燈を取り出して、スイッチを押し、その光を博士のハンカチに当てた。
今まで青い電燈の下で、黒く見えていたハンカチの汚点が、赤黒い血の色に変った。
博士は無言のまま、ハンカチを助手に渡すと、胸の傷痕を調べた。
「心臓を抉られている。だが……」
博士は出血量が案外少いことを不審に思っているらしく、なお死体の全身を眺め廻していたが、