후리가나로 읽는 일본 고전
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せんそうざっき
戦争雑記
徳永 直
徳永 直의 戦争雑記(せんそうざっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,149자 · 25화면
一年生であった私は、第二番目に、校長先生に呼ばれて講壇に上った。
私は恐々ではあったけれど、前の日、暗誦させられた通り出来るだけ声を大きくして云った。
「私の父は陸軍輜重兵第六大隊、輜重兵輜重輸卒、徳永磯吉であります、――」
こう云ったら、上級生の方の大きな子供達が、クスクス笑い出した。私は何だか分らなかったが、恥かしくて黙り込んだら、校長先生が、皆の方に、恐い目をして、
「笑ってはいけない」
と云った。
「ニチロの戦争に、ゆきました。私はよく勉強して、大きくなったら、父のように軍人になって戦争にいって、ヘイカのためコクカのためにつくそうと思います」
と云って、自分の席にかえった。
家にかえってから、私は母に得々とその話しをした。そしたら、三年生の姉が帰ってきて、口惜しがりながら云った。
「直がシチョウユーソツなんて云うから、皆から笑われた」
と云って遂々泣き出した。私は、それで気付いたが、上級生が笑ったのは、私の父の輜重輸卒は、兵隊のうちでも、一等ビリの役目だから、笑ったのだなぁと思った。
母は黙っていた。私は友達の喜ィ公の父さんは喇叭卒であることを思い出して、喜ィ公の父さんは豪イなあと思った。