일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぎじゅつのてつがく

技術の哲学

戸坂 潤

戸坂 潤의 技術の哲学(ぎじゅつのてつがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,443자 · 164화면

아오조라 문고

実験が、認識乃至生活に於て原則的な意義を受け取り、新しいテーマとして高唱されたのは、普通ヴェルラムのベーコンによってだと云われている。処がベーコンは、旧教徒を抑えスペインの制海権を奪った新興階級のイデオローグに相応わしからぬ、中世的・旧教的・スコラ的・な残存物を多分に持っている。彼が実験及び帰納を用いるものと考えた自然研究の方法は、彼によって「自然の解釈」と呼ばれているが、この解釈とは、存在に存するスコラ式な形相(Form)を存在から取り出すことに外ならなかった。だから彼が実験と考えたものも可なり曖昧なものであらざるを得ず、夫は不思議にも研究用具(インストルメント)自身と対立せしめられてさえいるのである。それに、彼自身は、多少の例外は別として、あまり実験的研究をしているのではない。だからベーコンが事実上掴んでいた実験なるものは、この点だけから見れば、アリストテレスの段階を完全に踏み越えて了ったものだとは云えないだろう。

それにも拘らず、彼が実験の最初の提唱者という名誉を担っているのは、外でもない、近世の科学に於て、又一般に近世社会生活に於て、実験が客観的に原則としての意味を持って来るようになったからなのである。