후리가나로 읽는 일본 고전
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しんたからじま
新宝島
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 新宝島(しんたからじま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 99,590자 · 197화면
水が飲みたくてしかたがないのです。
水は目の前にあるのですが、海の鹽水ではしかたがありません。
「どこかに川か井戸がないかしら」
保君が、青々とした深い森の方を見ながらつぶやきました。
「井戸だって? どこにも人の家が見えないんだから、井戸なんてあるはずがないよ。……でも、いったいここは、どこの国なんだろうね」
哲雄君が、心細そうにつぶやきます。
「いやに淋しい海岸だね。一艘の舟も見えないし、家らしいものもないし、……やっぱり南洋のどこかの島にちがいないけれど……ひょっとしたら野蛮人の国かも知れないぜ」
保君はそういって、おそろしそうにあたりを見まわしました。眼もはるかにズーッとつづくでこぼこの岩と砂の海岸に、舟はもちろん、人の姿も動物の姿も見えず、まるで死にたえたように静まりかえっている様子が、何となくただならぬ感じです。
こんな荒れはてた土地に、もし人が住んでいるとしても、どうせ恐しい野蛮人にきまっています。もしかしたら、話に聞く人喰人種の国かも知れません。その上、あの深い森林の奥には、どんな猛獣がすんでいるかわからないのです。
三人はそこへ気がつくと、思わずおびえた目を見かわしました。