일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんたからじま

新宝島

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 新宝島(しんたからじま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 99,590자 · 197화면

아오조라 문고

序

不思議な帆船

序

この物語は、大東亜戦争勃発以前、昭和十五年度に執筆したものであるが、当時既に我々の南方諸島への関心は日に日に高まりつつあったので、その心持が、物語の舞台を南洋に選ばせたものであろう。又当時は対米貿易の行われている頃で、短時日に出来るだけ多くの物資をかの国から輸入しておかなければならぬ事情にあり、政府は貿易尻決済の金の獲得に百方苦慮していたのであるが、その事が日本少年による黄金境発見の空想となって、ここに反映したものであろう。しかしながら、この物語の主眼は寧ろ前半の、三少年の海洋と孤島に於ける冐険生活にある。次々と襲い来る艱難を、少年の智慧と工夫によって一つ一つ克服して行く、百折不倒の精神にある。そういう点で、この物語がいくらかでも年少読者の精神を鼓舞するの資たるを得ば、作者の幸これに過ぎぬものである。

昭和十七年六月

江戸川乱歩

不思議な帆船

ある夏休のことでした。

小学校六年生の琴野一郎、前田保、西川哲雄の三少年は、琴野君のお父さまにつれられて、九州の長崎市へ旅行しました。

三少年のお家は東京の芝区にあって、お父さん同志が大へん親しくしていらっしゃるので、まるで親戚のように、たえず行き来をしている間柄でした。