후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,659자 · 372화면
心ヲ、平ニシテ、敵ノ上方勢ヲ見ルニ、武具馬具光リ輝キ、将卒ノ気ハミナ暢ビヤカニ、陣装燦爛、馬ハ長大ニシテ、悍気高ク、海外ヨリ得タル新兵器ト火薬ナドノ物智ニ長ケ、武者立チ、厳シク、軍律ヨク行ハレテ、遠ク大坂ト海ヲ隔ツト雖モ、前線、常ニ秀吉ノ在ルガ如シ。
是ヲ我ガ四国衆ノ、鎧毛モ切レ腐リテ、麻糸ヲ以テツヅリシヲ着シ、腰小旗ヲ横ニ、柄長柄短カノ不揃ヒナル駆ケ草鞋ノ軍勢ト見較ベンニハ、可笑キバカリ、事違ヒテ、上方勢トハ似ルベクモナシ。剰サヘ、四面海ノ三方ヲ塞ガレ、国中ノ兵糧ハ知レタモノナリ。コノ一事ヲ以テモ、上方勢ト取合フコトノ無益ハ、匹夫モ覚ルベシ。十ニ一ツモ相対スベキ勝味ハ無キ也。
谷忠兵衛の説く、こういう理由と、かれの真実から溢れた大局の見とおしは、他の家老、重臣、元親の血族たちまでを動かして、
「いかにも、道理だ」
と、さしもの主戦熱も、一夜のうちに、みな非戦論者に変ってしまった。
「まだ一ノ宮の城も、岩倉城も守り支えている間こそ、降伏するにも、有利ですし、後々の大きなおためと存じまする。何とぞ、ここは御賢慮あって……」
と、翌朝、谷忠兵衛は、同意の家老、重臣、一族たちをひきつれて、再び、元親の前へ、苦諫に出た。