일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면

아오조라 문고

とらと虎

とらと虎

湖畔の城は、日にまし重きをなした。長浜の町には、灯のかずが夜ごとのように増えてゆく。

風土はよし、天産にはめぐまれている。しかも、城主に人を得て、安業楽土の国とは、おれたちのことなれと、謳歌せぬ領民はなかった。

ここで一応。

秀吉の家族やら家中の人たちを見覚えておくのも無益でなかろう。

なぜなら、彼の幸福は今の家庭にあるし、彼が一国の主として持った家中の備えもここに整ったかの観があるからである。

まず、家庭には。

母があり、妻がある。

そして近頃、子もあった。

於次丸どのという。

けれど、寧子が生んだのでも、彼が他の女性にもうけた子でもない。ふたりの仲に子がないのはさびしかろ。そう主君の信長がよくいうことばから、信長の第四子をもらって、養子としたのである。

秀吉の弟、あの中村の茅屋で、よくピイピイ泣いていた弟の小竹は、いまはすでに、立派な武将となって、羽柴小一郎秀長と名のり、そのかたわらに業を援けていた。

また、妻の弟の木下吉定も。それにつながる親族たちも。

重臣には、蜂須賀彦右衛門、生駒甚助、加藤作内、増田仁右衛門、すこし若い家士のうちには、彦右衛門の子、父の名をついだ小六家政、大谷平馬吉継、一柳市助、木下勘解由、小西弥九郎、山内猪右衛門一豊など、多士済々といえる。