후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면
と、強くなじった。
美濃守は、彼の面色にもかかわらず、自信をもって云った。
「陥ちないでどうしましょう。城中の兵は五百、鉄砲の数は、三百に過ぎますまい。――その三百銃が、第一撃に、悉く味方に中っても三百の戦死です。第二撃の頃、また同じ命中をうけても、六百の犠牲です。……すなわち犠牲を覚悟するなれば、ここに千人ほどの将士が死をちかい、屍をのりこえ乗りこえ城へしがみつけば、一夜、或いは半日の間に、落城を見ぬことはありますまい。が――ただこれは、まったくの暴戦です、窮余の策です。好んでなす戦法ではありません」
「それではやはり戦いを避けるのでなく、戦いに当るわけではないか」
「ですから、止むを得ずんば――という場合にのみ」
「同じことだ。わしは、大炊の説を採る。不服な者は、後方の備えに廻れ」
勝頼は、断を下した。
そして最後の言葉として、
「御旗楯無も照覧あれ、あすこそは、織田、徳川の二軍をむかえ、一戦に雌雄を決してみせる」
と、宣言した。
こうなってまで、なお反論を固執している者はなかった。持重論の人々も、みな沈痛な色をたたえて、
「されば、われわれも、御馬前に立って、死に狂いに、戦うあるのみ」