후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면
――そこで退陣となれば、追い撃ちを喰う。――考えると危ない戦ではあった」
「戦の仕様も、変って来たなあ。鉄砲という新しい武器が、急激に変えてきたのだ。桶狭間の合戦とこんどの大戦とを、思いあわせれば、隔世の感がある」
「むむ。これからは、戦のない日こそ、真の戦だ。――その日となっては間に合わん」
「勝頼の不覚は隣国の武備を、まったく計算違いしていたところにある。まさか織田家に、五千挺の銃があろうとは、想像もしていなかったに違いない。新しい武器装備においては宇内第一の織田家を見損なっていたものだ」
「又左。それもまた、おぬしの見損ないだぞ」
「どうして?」
「鉄砲、大筒、火薬などを保有しておるものは、決してわが織田第一ではない。織田家はまだまだ遅れておる」
「そうかなあ?」
又左衛門は、にやりと笑った。時々、詭弁を用いて、ひとに背負い投げを喰わす秀吉の癖を知っているからである。
しかし秀吉の真摯な容子は、すぐ彼の疑いをみずから潜ませた。秀吉が、真実、憂いていっていることがすぐ分った。
「これからの大事は、第一に新しい軍備の充実。それに従って、戦法の改革。なお刻々、時代に遅れない心がけが肝要だ。