후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면
そこへの輸送路は夏以来すべて遮断したので、城中の飢渇は想像に余りあるものがある。しかし、さすがは播州第一の骨ッぽい武将と勇卒のたて籠っただけのものはあって、今なお士気は凛々秋霜のごときものを示している。
敵も、寄手の長囲策と、粮食の涸渇にあせって、時折は、戦いを挑んで来るが、秀吉は厳重に令して、
「彼の誘いに乗るな」
と、かたく部下の妄動をいましめ、封鎖の手をゆるめなかった。
また、外部の情報が、城内へ伝わらないためにも、細密な注意を払った。――荒木村重以下、畿内の将が、信長を離反したり、この播磨においても、それと共に、動揺のあることなどが、城中へ聞えたら、いやが上にも、籠城抗戦の所信を強める惧れがあるからである。
なにしても、村重の離反は、ひとり安土を狼狽させたばかりでなく、中国経略の前途をも根柢から危うくさせたものといえる。現にこの播磨においても、御著の城主小寺政職が、荒木村重の叛旗を見ると共に、
「中国は侵略者の手に委せるべきでない。われわれは、毛利家を中心に、再組織して、外攻の敵を打つべきだ」
という声明を発して、信長を離れ、一夜に敵の陣営へ去ってしまった。