후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면
その小寺政職は、官兵衛の父黒田宗円の主君である。当然、官兵衛にとってもまた、主筋の人といわなければならない。
官兵衛は、板ばさみの苦境に立った。信長、秀吉に対して――また父と主筋の人に対して。
この苦衷を抱いて、彼はいま、何処へすすんで使いしようというのか。ただ彼としては、秀吉こそ自分の胸を知ってくれる者として、なお一道の明るさは心に失っていなかった。
日ごろ、剛胆をもって鳴らして来た男だけに、剛胆をもって自負している。摂津守荒木村重は、そうした人物であった。細かい神経とか、鋭覚な時代認識とか、そんなものは至極彼とは縁が遠い。
年は不惑。――ようやく人間の熟成にちかい四十がらみであるが、十年前の彼も今の彼も、その剛毅にかけては依然変化ないように、自然にそなわって来るはずの思慮とか教養とかいう人間的な一面のほうも、いッかな育ちもしなければ光沢も加えて来ない。――要するに、いくら城持となっても、眷族や家臣がふえてきても、彼は依然たる猛将の域から一歩も出ていないところがあった。
信長が、彼を中国探題の副将として、秀吉につけたのは、秀吉に乏しいものを、附与してやったともいえるのである。