후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면
由来、懐柔、外交、隠忍などは彼の性に合ったものではない。だから一面では、相変らず烈しい猛断と攻撃は敵にそそがれつつあった。
たとえば、荒木と毛利の両軍が聯合してたて籠っている兵庫の花隈城へ対してなど、不断に攻撃をつづけ、須磨、一ノ谷、六甲あたりの寺院でも村々でも仮借なく焼きたてた。どんな些細な敵性行為でも、またそれが老幼男女であろうと許さなかった。
――が今や彼は、一面策略一面威嚇に成功した。荒木村重の抗戦力は、両翼をぎ取られた伊丹一城だけのものになり終った。右に高山右近なく、左に中川清秀のない村重の陣形は、
「突けば倒れる案山子」
と、信長はもういつでも意のままに奪れるものと、そこを観ていた。
総攻撃は、こうして開始されたのである。十二月の初め頃からであった。
第一日は、八日の夕刻前から、夜の十時頃まで、攻めつづけに攻めた。
ところが、案外にも、頑として手ごたえは固い。寄手の一隊長万見仙千代は討死した。兵の死傷もかなりうけた。
二日目。三日目――と死傷は増してゆくが、城壁はその一角だに壊せなかった。さすが武勇をもって鳴る荒木村重、その士卒にも勇敢なのが多い。