후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면
けだもの囃子
対岸から泳いで来る敵方の侍があった。
見張の兵が、すぐ生け捕ってみると、これは小谷甚左衛門、倉地平左衛門というふたりで、徳川の士だが、徳川家の兵に追われて逃げて来たものと分った。
二人は、勝頼の面前へ、すぐ自分らを連れて行って欲しいと希望した。何やら重大なことを急に告げたいというのである。
「なに? 小谷甚左と、倉地のふたりが、逃げて来たと……?」
勝頼は、待つ間ももどかしそうであった。彼には何か思いあたりがあるらしく、胸躁ぐ心の影は、眉にもすぐあらわれていた。
けだもの囃子
家康はゆうべよく眠らなかったらしい。何か、非常な心痛をいだいているかのように見える。
今朝の顔は腫れぼったい。新緑の生々たる朝だ。かつて三方ヶ原の戦いのときでも、この浜松城の門を開け放しにして、敵の包囲軍を前に、大鼾で眠ってしまったほどな人だ。――この人にしてこの気労れはめずらしいといわなければならない。
きのう、岡崎の家中近藤平六が、目通りをねがい出て、
御加増返上、
という前例のない事件を持ち出し、平六一流の武士的良心から、極めて率直に、大賀弥四郎の卑しいことばやその無礼を訴えて帰ったそのあとからのことである。