후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,757자 · 375화면
最前、少年が茶菓を運んで来た後、しばらく後ろに控えていたようだったが、その僅かな間にやった仕事らしいのである。
「あ。――こんな悪戯をしおったぞ。やくたいもない小僧め」
気がついたので、解こうとしたが解けなかった。身を廻すと、それがちょうど猿殿のおいどを思わすように付いて廻った。
「解きまする。解きまする」
「平に、平に。おゆるしを」
不破と金森は恐縮そのものを示した。――秀吉のうしろへ寄ってすぐ取った。が、秀吉は赤い扇子を見ると、自身でも、聯想にくすぐられたか、腹を抱えて笑い出した。
「又左。連れて来い。そう手荒うすな。――童は、お汝の小姓か」
「あきれた奴です」
利家は摘み上げて、そのまま秀吉の前に連れて来た。さすがに少年は泣き出していた。小姓にしてもまだ十一、二歳としか見えない幼さである。
「これはおもしろいぞ」
秀吉はいうのである。何を見ての言か分らないが独りで大いに頷くところあるもののようだった。そして唐突に云い出したものである。
「これはいい。末楽しみがありそうじゃ。又左衛門、この童、筑前にくれぬか」
皆、意外な顔した。――が、利家の答はこうだった。