후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,757자 · 375화면
しっぱらい
そこで羽柴秀長の迎えを見、指揮をさずけ終るや、また山を降って黒田村を渡り、観音坂を経て、余吾の東方、茶臼山へかかって、初めて床几代りの、挟み箱に腰をおろした。
この頃、追々と、後から駈け続けて来た将士も、約二千ほど数えられた。
挟み箱に腰かけた彼の服装を見るに、昼から汗と埃にまみれきった柿色染めの木綿陣羽織に、柿団扇をもち、徐々、それをうごかして、戦闘指揮にかかっていた。
ときに、ようやく真夜中、時刻にして亥の下刻から子の刻近く(午後十一時過ぎ)かと思わるる頃だった。
しっぱらい
蜂ヶ峰は、鉢ヶ峰とも書く。賤ヶ嶽につづく東方の一山である。
佐久間玄蕃允は、夕刻、ここに一部隊を上げていた。翌朝の賤ヶ嶽攻撃に、飯浦坂、清水谷などの西北方にある味方先鋒部隊と呼応し、敵を孤塁に拠らしめて撃つ意図であったのはいうまでもない。
星は満天をちりばめている。しかし山中の夜はげきとして暗かった。樹林と灌木におおわれた山また山も墨一色だし、道も細い杣道が一すじ縫うているに過ぎないからだ。
「はてな?」
ひとりが呟いた。
四、五名の哨戒兵が立っているその中の声だった。
「何が。