후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,757자 · 375화면
が、その時。
早や、朝空の下だった北ノ庄城の周囲全面にわたって、前にもました銃声と喊声が一時に地を揺るがし始めた。
姫たちは、城壁の煙を見て、
「お母あさま。お母あさま」
と、絶叫し、泣きまどった。
「女童たちを、怖がらぬ方へ連れてゆけ」
秀吉は、それを家臣に託して、馬をッ、と烈しく呼びたて、直ちに、城の方へ駈け向った。
後に。――女童たちも長じて。
一の姫の茶々は、秀吉の側室に入って淀君となり、次の姫は、京極高次の正室に。また末の姫が、徳川秀忠夫人となって、家光を生んだことなど、戦国数奇の運命の綾は、史によって、人みなのよく知るところである。
九頭龍川の水をひいた外廓の二重濠は、容易に寄手の近づくを、ゆるさない。
が、外濠もついに潰えると、城兵は、大手の唐橋を、わが手で焼き落した。
火災が、多門櫓に移り、付近の兵舎にも飛火した。
城兵の抗戦は、予想外に烈しかった。
前夜からの寄手には、はや勝ったも同様という気分が、否み難くあったためでもある。
「怖いのは敵でなく、その驕りじゃ」
これは秀吉が陣々に高札させておいた通り、尠なからず気を遣ったところである。