후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,757자 · 375화면
それは、勝家の最期を告げる閃光でもあったのである。
勝家は、眷族八十余名と共に、閣の三重四重あたりで、寄手の屈強を引きつけ突き伏せ、最後の最後まで、血辷りするほど奮戦していたが、一族の柴田弥右衛門、中村文荷斎、小島若狭守などが、
「早や、早や……御用意を」
と、促すので、五重へ駈け上って、お市の方と居を共にし、まずその死を見て後、自身は文荷斎の介錯のもとに、腹掻っ切って果てたもののようである。
時に、申の刻(午後四時)。
閣は、炎々一夜中、信長が越前経営以来のものたる、九頭龍河畔の輪奐と、幾多の昨夢や千魂を弔うごとく燃えつづけていたが、一灰と化した焼け跡からは、ほとんど、彼らしいものの何物も見出すことは出来なかったという。
死後を見らるるなきように。
と、周到な用意の下に、焼き草を閣上につめて、みずから焼き尽したためといわれている。
そのため、勝家の死は、首級によって確認することができず、
「もしや?」
などと臆説する声さえ一時あったが、秀吉はほとんど無頓着で、翌二十五日は、もう加賀へ向っていた。
阿修羅の伜
加賀の尾山城(金沢)は、きのうまで、佐久間玄蕃允の領だった所である。