일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,757자 · 375화면

아오조라 문고

「はっ。……あ、ありがとうございまする」

金五郎は、意外な恩に、度を失ったものの如く、へたと、雪の中に坐ってしまい、両手にそれを押しいただいて、

「雪を分けて、手ずからお採り遊ばした物を。……勿体ない。父は、何たる冥加者でございましょう」

若い声もわなわな顫え、いつまでも感泣している様子だった。

城楼で刻の太鼓が鳴った。こよいに限り夜空もあかあかと篝が照り映え、今朝の初日の出がまだ沈みきらずにあるようだった。

寧子は老母の手を扶け、先へ立つ明りと、侍女たちの影はそれを囲んで、やがて暖かな大殿の内へ戻って行った。

瀬尾金五郎も、持役の中門へ帰った。だが、ふところの蕗のとうが萎えてはと、明朝までの置く所に迷っていた。

同役の話合う侍小屋の壁に、小さい神棚が吊ってある。その御榊のそばへ、彼の背伸びした手がそっと白い紙包みをのせていた。

「瀬尾。何じゃそれやあ?」

同役の四、五人が怪しんでたずねた。金五は答えず、しばし掌をあわせてから、彼らのいる炉ばたへ来た。

同僚は非番である。餅を焼いていた。金五は非番でない、炉へ寄って来たものの、すぐ立つ構えをしていた。