일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいじびじんでん

新編 近代美人伝 (上)

長谷川 時雨

長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,076자 · 256화면

아오조라 문고

そうこうする間に十五歳の春は来た。そして綾之助とはあまりに相違する悲しい恋をささげられた。彼女の十五の春を奪ったのは、彼女のためにかなり尽し入揚げた紳士である。紳士であると思えばこそ世心知らぬ彼女もしたがっていたのであろうが、長い月日のうちには素振りのあやしげなのが仲間うちから噂されるようになった。その紳士が前科者だと知れると、一座するものからも疎んぜられるようになってしまった。

彼女の人生の出発点にはそうした痛手があった。彼女の美貌が彼女を悲運におとしたのである。彼女はその心のいたでを癒すには、全力をそそいで芸の道にまっしぐらとならなければならないと思った。十九歳ごろには、芸の方で彼女を顧みるものもなかったのである。小土佐と一緒に東京へと志望したが、も一修業してから来いと突離された彼女は、若き胸中に、鬱勃たる芸の野心と、悲しい心の傷みとに戦いながら大阪へ出て呂太夫に師事した。その当時の大阪は摂津大掾がまだ越路の名で旭日の登るような勢いであり、そのほかに弥津太夫、大隅太夫、呂太夫の錚々たるがあり、女義には東猿、末虎、長広、照玉と堂々と立者が揃っていた。