후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんのび
日本の美
中井 正一
中井 正一의 日本の美(にほんのび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,126자 · 187화면
一二 世界における日本の美の位置
文楽なども、一人前の人形使いになるには、九年の稽古がいるといわれています。
高安友之進に津田三益が、「明日の初日が大事だ」と忠告した時、友之進は、
「初日は大事のものにあらず、大事は常の稽古にあり、稽古の時、魂を入れよく覚え込み、初日は忘れて出るなり。初日を大事と思へば我が芸にあらず」と答えています。
これは『耳蘆集』に藤十郎がやはり、
「狂言は常を手本と思ふ故、稽古にはすぐ覚え、初日には忘れて出る」と申しております。
肉体と申しますか、物質と申しますか、その中にそれの秩序と自由を探しだし、その自由にまかせ、信頼しうるところまで立ちいたることは、すべての芸術の到達するはてであり、舞台もまた、それの外に出づるものではありません。方法論さえ正しければ、二、三カ月の練習で、新劇を一人前できるということ自体が、現実と、肉体と、物質を軽蔑しているともいえるでありましょう。
日本の舞台芸術の伝統の中にある、現実への深い信頼を、私たちは、今さら、ここに深く顧みるべきでありましょう。
一二 世界における日本の美の位置
これはおそらく伝説でありましょうが、光琳の時代に、京都の嵐山で、その頃はやっていた、豪華くらべ、すなわち衣装や持物の美しさのくらべあいをしたということがありました。